えいすうユニオンの質問に対する社の回答

 

eisu社員の皆さん。全国の学習塾で働く塾人の皆さんへ。

前回の続きです。1月15日に当労組から社に提出した回答要求項目の「2」~「5」までの内容に関する社の正式な回答です。「2」~「3」についてはeisuに勤務する社員におおいに関係がある内容です。また「4」~「5」についてはeisu通塾している生徒や保護者の方にも関心のある内容だと思います。回答は読みやすくするために若干編集してありますが、ほぼ原文のままです。

2.間接部門に勤務し在宅勤務が可能な社員について、テレワーク等による在宅勤務への切り替えは考えているのか?

顧客である生徒と対面して授業・指導を行う学習塾の特性上、在宅勤務が可能な社員は間接部門の中でも本社および営業部門であるえいすう総研に限られるのが実情です。そして本社といえども総合受付として電話対応・来客対応が必要です。

とすると、えいすうにおいて純粋な在宅勤務が可能なのは強いて挙げるならそれらの業務が比較的少ない広報部門か営業部門に限られてきます。そして、その広報部門や営業部門の社員は各教室および本社とは別棟で勤務しておりコロナ感染症に関しては比較的安全な労働環境といえます。

また小中部・高校部社員については現状どうしてもエッセンシャルワーカーとして各教室に常勤し業務をおこなわざるを得ない状況にあります。したがって、今のところはコロナ禍対策のための在宅勤務への切り替えは具体的には考えておりません。

しかしながら、今後の国内でのコロナウィルス感染状況や、都道府県の緊急事態宣言等の推移を見ながら、感染拡大が特に著しい地域・エリアについては緊急避難的措置として在宅勤務を検討する可能性もあります。以上が回答になります。

3.社内での会議やミーティング等をリモートで行うことは考えているのか?

既に高校部ではZOOM会議も行っていますし、小中部でもブロックによっては既に実践している可能性はあり、普段からメール・スカイプなどの通信手段・コミュニケーションツールで業務を遠隔地間でも進めています。そして最近は特に多人数が参集する会議の開催自体が極めて抑制されています。

したがって、リモートでの社内会議はすでに行なっているというのが回答です。

4. 現在、社員がコロナに感染した事例。もしくは濃厚接触者となった事例はあるのか? 事例があるなら、どのような対応がなされたのか?

えいすうの常勤社員がコロナに感染した事例報告はありません。また社員が濃厚接触者となった事例報告もありません。

5.社内で社員の感染が明らかになった場合、または各校舎、各部署でクラスターが発生した場合について。社はその事実をどこまで公表するつもりなのか? 社員のみに限るのか? 社の公式サイトで対外的に公表するのか? 公表を控えるのか?

公表の要否が法律上明確に定められていないのでケースバイケースだと一般的には言えます。そこで感染者が確認された場合の対応の流れを概観したあとに、公表する段階・内容・範囲を決定する際のその際の考慮要素・関係者の被保全利益を明らかにしながら想定事例をもとに回答します。

以下が感染者が確認された場合の一般的な対応の流れです。(2)(3)(4)は保健所の調査・指導があります。

(1)感染者の発生(発症した従業員は速やかに所属長・本社へ連絡する)

(2)従業員への周知・感染予防の再徹底 

(3)濃厚接触者の自宅待機(発熱等がある場合は保健所と所属長・本社へ連絡する) 

(4)事業所の消毒 

(5)業務再開

この流れにおいて、公表時期・内容・範囲を決定する際の考慮要素・関係者の被保全利益としては、以下の項目が重要となります。

(1)感染した当該職員の個人情報・プライバシー

(2)通塾する生徒・児童およびその保護者の健康・安全の確保、不安感の除去

(3)罹患した社員と同一空間・同一事業所で勤務する他の社員の健康・安全への配慮

(4)地域社会・近隣住民に対する企業の社会的責任

(5)事実に基づかないデマ・誹謗中傷に毀損されないという企業の評判・名声

もし、社員がPCR検査で陽性反応が出て専門医療機関において新型コロナウィルス感染症に罹患していることが明らかとなった場合、当該社員の行動履歴を少なくとも2~3日間分遡って保健所担当者が調査します。その行動履歴の過程において当該感染社員との接触度合いによって、同一事業所・校舎に勤務する他の社員や通塾する生徒たちも濃厚接触者・(単なる)接触者としてPCR検査の受診対象になるようです。

それらの濃厚接触者・接触者がPCR検査の結果、陽性反応が多数出た場合、 当該事業所・校舎がクラスター(集団感染)と認定される流れです。以上の流れをふまえ、以下に回答します。

 新型コロナウィルス感染症に罹患したのが 結果的に最初の当該感染社員に限られ、その感染社員との関係で濃厚接触者・接触者として認定されるものがいない、もしくは濃厚接触者・接触者としてPCR検査の受診を勧められて応じたが全員陰性の場合などは、社の公式サイトで対外的に公表することまではせずに、当該感染社員(すでに入院・加療中)と同一事業所で勤務していた社員にはその事実を公表するにとどめる

当該事業所 (校舎)に通塾する生徒・児童・保護者に対しては保健所の事業所消毒までの要請はないが自主的に消毒清拭処理を行なったことを通知して健康安全に対する不安感を拭うことになります。

一方、感染社員のみならず行動履歴から濃厚接触者と認定された同一事業所(校舎)の他の社員や生徒から多数の陽性反応が出てクラスター(集団感染)として認定されて保健所からも専門業者による除染・清拭作業をするように指導された場合は、消毒後の施設設備の再開をするときに社のHPにおいて対外的にも公表することになる

社のHPでの公表内容としては、えいすうにおける新型コロナウィルス感染症対策を述べてさらなる対策徹底を誓うとともに、①感染者の勤務状況 ②感染判明日 ③感染経路 ④濃厚接触者の有無 ⑤感染者の最終出勤日 ⑥当該事業所・校舎の対応を案内することになります。

以上が回答になります。

eisu社員の皆さんへ。特に質問項目「3」について、社の回答に疑問があれば情報提供をお願いします。相談・情報提供はサイト内にある『お問い合わせ・労働相談』のコーナーからお願いします。

 

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