『全国教育労働者支援ネット』のサイトがスタートしました。

９月から『全国教育労働者支援ネットワーク（ AJUCS NET）』がスタートしました！　このサイトは、教育業界で働く人のための労働問題共有と解決支援のための総合サイトです。なお eisuユニオンの公式サイトは、今後もこのまま継続していきます。

新サイトは全国の学習塾・予備校などの民間教育業界で勤務する人や、学校教員、その他教育機関の現場で働く人。つまり民間・公教育を問わず、教育業界で働く労働者を対象とした、職場の労働問題の情報共有と、職場の問題解決を目的とするサイトになります。

現在、学習塾などの民間教育業界では、長時間労働、長期連続勤務、サービス残業、低賃金、やりがい搾取等により「ブラック業界」と認知されています。これは学校教員や幼稚園、保育園で働く人も同様だと思います。

私たちは鈴鹿英数学院、ウィザス、ワオ・コーポレーションの３つの学習塾の職場で、ユニオン（一般労働組合）に加入し労働組合を結成しました。そして、それぞれの職場で労働環境や労働条件の改善を進めてきました。

しかし学習塾・予備校だけでなく、各種学校、通信制高校、学校教員、幼稚園や保育園などを含む日本の教育業界全体の労働環境を良くするためには、業界で働く人が横のつながりを持ち、情報を共有し連携した方が断然有利なのです。

労働者は一人ではとても弱い存在ですが、一人ひとりの力が集まれば、大きな変化を生み出せます。

そこで、職場の労働環境の改善を拡大するには、全国の教育業界で働く多くの人が、立場や組織の枠を超えて相互につながり、支援し合うための全国的なネットワークの「場」が必要だと考えるようになりました。これがこのサイトを開設した理由です。

なお現在サイト内には、掲示板とブログ配信のページがありますが、閲覧数や掲示板への参加者がこれから増えていけば、今後さらに機能を増やしていく予定です。

新サイトの運営目的

2016年、私たちは学習塾で講師として働く人のため、企業の枠を超えた労働者の横断ネットワークを構築するため、学習塾労働者・全国ネットワーク(AJUCS アジュクス）を設立し、各地の学習塾で講師として働く人たちとの意見や情報交換、交流、労働相談等をおこなってきました。このネットワークにより、私たちは全国各地の学習塾で働く塾人とのつながりを作り上げてきました。

しかし実際には学習塾で働く講師職以外の人や、学校教員として働く人、専門学校や幼稚園・保育園等で働く人からのアクセスもあり、対象を拡げる必要が出てきました。また１対１の双方向の対応しかできず、一度に多数の人が集って意見交換したり議論ができないという限界も見えてきました。

そこで対象を塾講師だけでなく、塾の間接部門で働く人や、学校教育やその他の教育現場で働く人にも拡大するため、全国教育労働者支援ネット（AJUCS アジュクス）のサイトを設立しました。

掲示板：教育業界お助けネットワーク

この掲示板は、学習塾・予備校や学校教育の現場で働く人たちが、職場環境や労働条件について自由に意見交換や議論するための掲示板です。アカウント登録すれば誰でも匿名で書き込め、閲覧も自由にできます。

教育業界は「ブラック業界」と言われて久しいです。ブラックな職場で。過酷で劣悪な環境の下で働く人は多いと思います。今の自分の職場環境や働き方について、誰かに聞いてほしい。教育現場の職場で日々悩んでいることや困っていることがある。自分の職場をどうにかして良くしたい・・

こうしたことを掲示板にどんどん投稿していって下さい。またそうした投稿への意見やコメント、アドバイスなどをどんどん書き込んでいって下さい。

この掲示板は、使い方によっては自分の職場で起こっている労働問題を全国に向けて発信することができます。たとえば自分の職場で発生している労働問題を掲示板上で提起することにより全国レベルの情報共有が図れ、また他の学習塾や予備校、学校などの教育現場で働く人や、労働組合の関係者からの様々な意見やアドバイスを聞くこともできます。

掲示板上では、問題解決のための様々な意見を集め、議論を行うことができます。今後、掲示板に参加する人が増えていけば、職場の労働環境についてのアンケートや労働問題のテーマ別フォーラムなどもおこなっていきたいと思っています。

学習塾で活動する労働組合の組合員やユニオン（一般労働組合）の関係者も掲示板に入るので、労働組合の立場から、職場の労働問題解決のための具体的な手段・方法などのアドバイスを掲示板上で行います。

掲示板を通して全国の教育業界で働く人どうしが多様な意見を語り、情報交換、交流を進めることで、相互コミュニケーションが生まれ、問題解決の新たな視点やアイデアを得ることができます。