学習塾で働く塾人の皆さんへ
学習塾の職場にこそ
労働組合が必要です!
私たちは、三重県にある大手学習塾鈴鹿英数学院(eisu group)で働く職員の労働組合です。
三重県を中心に活動するユニオンみえ(三重一般労働組合)に所属する職場組織(ユニット)として活動しており、2007年に結成されました。来年で結成18年目を迎えます。
なお、このサイトには猫の写真が使われていますが、これは管理人が大の猫好きで、複数の猫と同居しているからで特に意味はありません。労働組合のサイトとしてどうなのかという意見もありますが変更する気はないのでご了承下さい。
さて、私たちはユニオンみえの支援の下、鈴鹿英数学院で働く職員の職場環境や労働条件の向上と改善を目指し、また個々の職員の労働問題(退職強要、賃金や雇用条件の引下げ等)を解決するため経営者への団体交渉申入れ、抗議行動、ストライキ通告、労働基準監督署への申告、労働委員会へのあっせん申請などさまざまな活動をしてきました。
組合に加入する社員も徐々に増加し、関西の大手塾ウィザスとワオ・コーポレーションの労働組合とも共闘関係を結び、団体交渉への相互支援やオンラインによる情報・意見の交換、組合員同士の交流、研修なども定期的に行なっています。
私たち労働組合の粘り強い活動により、鈴鹿英数学院の労働環境は労働組合の結成前と比べてかなり良くなりました。詳細は改善・解決事例のページをご覧ください。
近年、学習塾の経営者とアルバイトを含む従業員間の労使紛争や労働問題が各地で増加しています。私たちは民間教育業界で働く塾人として、学習塾で働く人の職場環境や労働条件を良くしていかなければ、学習塾業界はブラック業界であるとの認識がますます広がり、これから衰退の道を歩むしかないのではと危惧しています。
そこで2016年10月、私たちの活動や主張を全国の学習塾で働く、より多くの方々に知ってもらうため、このサイトを開設しました。このサイトを通して学習塾で働く人のための、他塾で発生した労働問題を含む各種情報の発信や、塾人からの労働相談と解決支援、職場での労働組合結成に向けた具体的アドバイスなどを提供してきました。
そして2023年9月より、学習塾だけでなく、各種スクール、幼稚園や保育園、学校教員など、民間・公教育を問わず教育業界で働く人どうしが相互につながり、助け合うための母体として「全国教育労働者支援ネットワーク」の新サイトを開設しました。
自分の働く学習塾の職場環境や労働条件に不満や疑問があっても、それらをただ一方的に受け入れているだけでは、職場の労働環境は悪くなるばかりです。
会社という組織の前では、ひとり一人の労働者は弱いのですが、労働組合の組織力と数の力で対抗すれば強くなれます。
この権利は憲法や労働組合法で保障されているのです。労働組合の力で職場の労働条件や環境を格段に良くすることも可能になります。
私たちは労働組合による学習塾の労働条件、職場環境改善と、塾人のための働き方改革を目指します!
全国の学習塾で働く皆様からのご連絡・ご意見・ご相談をお待ちしています。